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地引網出版
ハイチ大地震

救いを待つハイチの人々

中央アメリカ・西インド諸島にあるハイチ共和国(人口約900万人)で1月12日に発生したマグニチュード7・0の地震は、25日現在、死者15万人以上、負傷者約19万人、60万9000人以上が野外生活を余儀なくされるという未曾有の大被害をもたらした。この状況に対し、キリスト教会とキリスト教系NGO組織が素早い救援活動を開始した。【写真提供 ワールド・ビジョン・ジャパン】
救いを待つハイチの人々

スペインとフランスの植民地時代に西アフリカから連れてこられた黒人奴隷を先祖に持つハイチ人。欧米の植民地政策によって国民の約80%がカトリック教徒となり、プロテスタントも約10%を占めるまでになっている。しかし、キリスト教と同時にアフリカ土着の宗教ブードゥー教を信仰する人も多い。また、ペンテコステ派の伝道も活発で、アッセンブリーズ・オブ・ゴッド(AG)は同国に273の教会を持ち、会員は6万6643名を数える。

ハイチ地震の報を受けた米国アッセンブリーのジョージ・O・ウッド理事長はその夜、寝ずに祈り、翌日から教団を挙げての支援活動を開始した。AG災害救援基金からの経済的支援、先遣隊を派遣しての現地調査を行い、救援隊「コンボイ・オブ・ホープ」がポルトープランス郊外に救援センターを設置した。
 
また、AG全米祈祷センターが特別な祈りのガイドを作成。(1)救援部隊の人々が、まだ生存している人々を救出することができるように。(2)家を失った人々の住む場所と安全が確保されるように。(3)食糧や飲料水などの支援物資が被災地に迅速に届くように。(4)世界中のクリスチャンが心のからの祈りと実際に捧げることによって行動を起こしていけるように。(5)この大災害のただ中にあってハイチの人々が心を神に向け、救いの賜物を受けることができるように。クリスチャンたちのケアの手を通して神の愛を体験することができるように。これらを含む12項目が祈り続けられている。
 
また、2004年のスマトラ沖地震などでもいち早く行動を起こすなど緊急支援のノウハウを持つ「コンボイ・オブ・ホープ」は、支援物資を人々に投げ渡すことで奪い合いになることを避け、被災者を10名ごとのグループに分けて救援センターに入れるなど、効果的な支援を行っている。同団体はこれまでに22万9000食を配布し、近日中に約180トンの食糧、水、支援物資をハイチに輸送する。
 
ウッド理事長は次のように語る。「必要とされている物資は、どれほど言及してもしきれないほどだ。テレビ画面に映し出される映像など、とてもハイチの人々の喪失感を描き出すものにはなっていない。そして残念なことに、被災者の困難は増すばかりだ……。しかし、これは私たちにとってキリストの愛を示す一つの機会だ。傷ついた人々の心に主イエスを届けることは、言葉に尽くせないほど重要なことだ」

(続きは本誌にて)

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