リバイバルジャパン取材日誌
「雑談」の大切さ
昨夜、サッカーの試合のコーチで礼拝に出られなかった長男(20歳)のために家庭礼拝を持った。聖書箇所はマタイの福音書5章38~48節。一通り私が説教をした後で、いつものように分かち合いをした。
長男は、神が悪い人にも良い人にも等しく太陽を昇らせ雨を降らせてくださるという聖句に多くを教えられたとのこと。僕たち人間は、優秀な人を集め、彼らに多くの時間を割いて最強のチームを作ろうとするが、神はどんな人にも等しく恵みを注いでくださる。畑を耕し、種を蒔き、準備をしている人にとってそれは有益な雨となるが、準備をしていない人、頑なな人にとっては、耕されていない畑のように無駄な雨となる。しかし神は、そんな無駄な土地にも雨を降らせてくださる。僕も、サッカーのコーチをする上で、下手なヤツや問題を持つヤツにも等しく声を掛けていきたい。そんな感想だった。
ほー、なかなか鋭い洞察だ。で、私の番。「お父さんは会社を経営しているけど、リーダーシップという点ではずいぶん困難を覚えてきた。なかなか人の心を掴むことができない。相手に問題がある場合もあるけど、お父さんにも弱さがある」。そんなことを語った。
するとまた彼が、「正直言って、お父さんに付いていくかどうかって言ったら、僕は難しいと思う。むしろ、お母さんだったら付いていきたい。お母さんが困っていたら助けたいと思うし、何とか力になりたい」と発言。おいおい、そこまではっきり言うか!? 誰に似たんだ? 理由を訊くと、「何故かって言うと、お母さんは僕たちと雑談をしてくれる。でもお父さんにはそれがない。雑談って無駄に思えるけど、してもらっている方からすると、気にかけてもらっていて受け入れられている感じがするんだよ。無駄な雨のようだけど。」
彼が私にそこまではっきり物事を言ったのは初めてのこと。「今までのお父さんだったら言えなかった。言っても受け入れ態勢ができていなかった。でも今は言える」と付け加えた。少々心に痛かったが、息子の成長が嬉しかった。まだまだ問題も多い息子だが、神の恵みによって少しずつ成長している。そしてまた、40代半ばを超えた私も成長を続けなければならない。
リーダーシップについていろいろと有益な教えがあるが、こういった一見無駄に思えることに大きな秘訣が隠されているとは思いもよらなかった。そういえばヘンリー・クラウドが『神のシークレット』の中で、うまくいく夫婦は雑談ができること、というようなことを書いていた。ただ、それは問題ないか。「お父さんが雑談ができる人は、唯一お母さんかな。お母さんにはしょうもない冗談も言えるし、素の自分を見せられる」と言ったら、横で妻がニマニマ笑っていた。
ということで、「俺にも少しは良いところあるだろう…」と思いながら終わった夜の礼拝であった。
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