リバイバル・ジャパン|キリスト教の総合情報雑誌
地引網出版

リバイバルジャパン取材日誌

成人式

更新日:2010年1月11日

今日は20歳になる長男の成人式だった。まあ、30歳になる子供の成人式はないが…。

土曜日の夜、その息子が話があると言うので、部屋で二人で話し始めた。結果、夜10時ごろから午前2時過ぎまで、4時間以上話すことになった。詳細を言うつもりはないが、かなり本音をぶつけあう話し合いだった。「お前は、それとお父さんとの人間関係とどっちが大切なんだ」「お父さんとのこと」「でも、結果的に反対の行動を取っているじゃないか」とやりあった。

翌日、妻と彼が、また4時間以上話していた。昨日の話の延長線上のことだが、さらに内容を深めてくれた。

そうして彼は、今日の成人式を迎えた。とてもスッキリとした顔で。

妻と話をしていて、子供がルールを守る真面目な子になるか、ルールを守らない不真面目な(いわゆるクリスチャンらしからぬ行動を取る)子になるか、ということではなく、周りへの思いやりと配慮を持った自律的な子供に成長してくれれば、細かいルールなんか自然に守る子になるよね、という結論になった。そしてそのためには、心に余裕がないと思いやりや配慮は生まれないよね、と。また、ルールを守っていても心に余裕がない子もいるよね、と。

「じゃあ、どうやったら子供の心に余裕やゆとりが生まれるの?」と話し合っていると、妻が「父親に愛され認められていることが実感できることじゃないの」と一言。

私は、また俺かい? 俺が悪いんかい? と思って、「クリスチャンなんだから父なる神さまの愛がわかれば、それでいいじゃん」と反論すると、「でも、神さまは人を用いられるよね」と、どっかの本で読んできたようなことを言う。でも、まあその通りだ。みんな、父なる神さまの愛を受けて、それを現わしてくれる「父」が必要なのだ。実際の父親がそれができればベストだし、何らかの理由でそれができない場合は、誰かがそれをしてあげる必要がある。

私たちは、子供の「行動」や「成果」を見て喜んだり、落胆したりする。また、怒りも湧いてくる。しかし、それは心の中の状態が現れたに過ぎない。むしろ、親である者が、与えるべきものを与えているのかどうかが問われる。それは、裕福であっても貧乏であっても関係なく与えられるものだ。

私たち第一世代のクリスチャンは、未信者の両親─それはとても忙しい人たちで、愛することにも不器用だった─を持ち、彼らの影響を受けて(あるいは受けることができずに)育った。結果、何らかの不全感を持って育った人が多い。そういった人がクリスチャンになり、親になったとき、どうしたらいいのかわからず、クリスチャンのルールを押しつけて、それを守らせることに躍起になる。経験した者として、その弱さや葛藤がよくわかる。

私たちは、神に教えられながら、手遅れにならないよう守られながら、なんとか親子で育っていくしかないのだ。我が家にとって、この成人式は、息子の門出であると同時に、親にとっても大きなターニングポイントであったように思う。本当に、神が息子自身に、そして親子関係に働いて下さったことを実感した数日間だった。

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