リバイバル・ジャパン|キリスト教の総合情報雑誌
地引網出版

リバイバルジャパン取材日誌

人が救われるプロセス

更新日:2010年7月20日

人はどのようなプロセスで、どの時点で救われるのか? そのことをずっと考えている。

大学生伝道の座談会で、キリスト教の教理を伝えることを契機として救いに導く、「四つの法則」を用いる、自分の証で伝道する、などの意見が出された。ただやはり、ノンクリスチャンの学生に対して罪を語っても、十字架を語っても、いまいちピンと来てくれない、という意見が多かった。

私はこれまで、「なぜなら、もしあなたの口でイエスを主と告白し、あなたの心で神はイエスを死者の中からよみがえらせてくださったと信じるなら、あなたは救われるからです。人は心に信じて義と認められ、口で告白して救われるのです。」(ローマ10:9、10)を根拠とし、「復活の信仰」こそが救いの条件として伝えてきた。「十字架の信仰」とよく言われるが、聖書を丁寧に読めば、弟子たちはその宣教において「復活」の証人となっている。

しかしある牧師とのメールのやり取りの中で、「人は教理を信じて救われるのではありません。神を信頼して救われるのです」と言われ、「なるほど」と思った。あのアブラハムは、イサクを献げるときに持った復活信仰の前に、創造主への絶大なる信頼があった。そうでなければ、「わたしが示す地」へなど行けるものではない。

まるで幼子が父に抱きつくような信頼、それが救いへの第一歩なのだろう。全部を理解した訳ではないが、「この方は信頼できる」と心深く思って、飛びつくこと。

であるならば、私が信じている神、聖書に書かれている神は信じるに足るお方だ、と伝えることが伝道の第一歩となる。十字架と復活を伝える前に神への信頼を勝ち取る伝道、と言ったらいいだろうか。

ペンテコステ派では、よく「あなたが異言を伴う聖霊のバプテスマを受けたこと。それが救われている証拠です。」と言われる。十字架と復活の話を聞いてもいまいちピンとこなかった“クリスチャン”が、そのとき初めて「私は救われていたんだ!」と得心する。しかしこれは、神への信頼よりもしるしを求める信仰、結果オーライの信仰へと誘導してしまう。それに、異言を語らないクリスチャンには何の説得力も持たないし、何をどう伝えていいのかの思索も深まらない。

日本の人々がヤーウェと言われる神を信頼する、そしてその方の御子が人間の姿を取り、十字架にかかって人の罪のために死なれ、新たな肉体をもって復活したと信じる、その信仰を持っていただく。

私はそれは、進化論を否定することでも、神道の神が実は聖書の神だったと説明することでもないと思っている。それは、論争になったり、古代ロマンになったりする。

神がアブラハムにご自身を顕わされたように、日本人一人ひとりにも顕れてくださる、その後、私たちが十字架と復活を伝える、そんなプロセスではないかと思う。イスラム圏では、イエスが幻となって人々に現れた、という証が報告されている。私たち日本人の心を最も知っておられる神が、それに相応しい方法でご自身を顕わされるのを期待したい。そして神は、私たちクリスチャンを通しても、ご自身を顕わしていかれる。愛なる神、義なる神、聖なる神を。

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