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レポート

第45回 日本ペンテコステ教役者大会

改めて「恵み」を学ぶ
日本ペンテコステ親交会が2月2―5日、静岡県掛川市にあるヤマハリゾートつま恋において第45回ペンテコステ教役者大会を開催した。主講師には、使徒的なチームミニストリーで世界60カ国に650以上の教会を開拓してきたテリー・ヴァーゴ師を迎え、改めて「恵みの福音」を学んだ。
第45回 日本ペンテコステ教役者大会

45年前、この教役者大会は100人に満たない人数で行われた。しかし今では、大会のネットワークに500?600の教会が繋がっている。今回も184教会から590人の参加があった。また、ブラジル人クリスチャンも50名ほどが参加し、同時通訳が用意された。


今回のテーマは「健全な教会の回復と成長」。全体を通じて「恵み」が強調された。実行委員長の村上好伸牧師は、「教会は、聖霊の賜物だけ、油注ぎだけというふうに偏ってはいけない。バランスが重要。私たちは、福音の基本である恵みにいつも立ち返り続けたい」と語った。


ヴァーゴ師は、ローマ人への手紙5?8章などから、「恵みの福音」を時間をかけてじっくりと伝えた。配布したシラバスから外れることなく、福音派の聖書教師のように丁寧に語り続けた。福音をここまで深く語れるからこそ、数多くの教会を生み出せたとも言える。


ペンテコステ・カリスマ派でも、牧師の高齢化と世代交代は大きな課題となっている。大会では「世代交代」が強く意識された。18?30歳の次世代リーダー48名には、参加費のうち1万5000円のサポートがあった。


午前中のセミナーは「主任牧師」「輝こう!牧師夫人」「女性教職者」「牧会協力教職者」「次世代リーダー」「聖霊充満聖会」「キッズルーム」の8つだったが、「次世代リーダー」は2日連続で100人ほどが集まる盛況だった。大田裕作(関西聖書学院)、永井信義(拡大宣教学院)、万代栄嗣(アンデレ宣教学院)、八束選也(東京ライトハウスチャーチ)の4師が発題し、それぞれの経験から独自のリーダー育成論を展開した。


また、2日目午後に行われたセミナー「効果的なユース伝道」では、北海道の超教派集会グローイングアップを建て上げ、全国的なネットワークを広げている長沢崇史師と、高校生伝道で実を結んでいるエレベートチャーチ(大阪府堺市)の佐々木拓也師が、現場で起きている驚くべき神の御業を証しした。また3日目、小坂忠師が講師を務めた「ワーシップリーダーとチームの育成」も、メイン集会にひけを取らない参加者があり、礼拝賛美に対する関心の高さを伺わせた。
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