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応 答

「エリヤハウス」への疑問に対する回答

エリヤハウス・ジャパン
推進しもべ会 ディレクター:三浦雅範



昨年11月に行われた関西聖書学院・実践シンポジウムにおいてジャン・ドゥゲン牧師が発題した「エリヤハウス」に関する内容(本誌2011年新年号で報道)に対して、エリヤハウス側から回答が寄せられた。以下に掲載する。

 

私たちエリヤハウス・ジャパンの目的は、個人の内面の癒しに限定されたものではなく、各個教会をベースとし、人々の救い、家族の回復、教会の一致のためにキリストの体に仕えていくことです。単なるカウンセリングではなく、聖霊による祈りのミニストリーを通して、個人に変革と聖化がおこる時、それが個人にとどまらず家族関係が回復し、更には教会が一致していくことを目指しています。それぞれの教会を中心に、この働きが、今日、日本各地に大きく広がってきており、すばらしい主の御業が起こされていることを数多く聞かされ、心から感謝しております。

この度、関西聖書学院での実践シンポジウムで発表された内容について、アメリカのエリヤハウスからも回答の文章が送られてきておりますが、発題者の分析・評価は事実誤認されているところもあると思います。聖書解釈の見解の違いなどはあると思いますが、今回のエリヤハウスの働きについての分析や評価の記事を読まれた方々からも問い合わせがあり、間違った認識を持たれないためにも、この回答文を書かせて頂きました。

記事では、講義のレジュメの中に「自然界との一致」の教えがあると書かれてありましたが、これは、発題者がサンフォード師のメッセージの本意を捉えず、ある部分だけを取り上げておられるようです。サンフォード師は、神は自然界を人間が持つストレスを取り去り、リフレッシュさせるためにも創造されたということを話されたようです。例えば、私たちが公園の中を散策するときに自然界を通して心がリフレッシュされることも神のみ業の一部である、という意味で語っています。

また「お産の方法で人格が変わる」などという教えについての記事が書かれていますが、人の人格、性質、才能、賜物などは神によって造られたものです。しかし、困難なお産を経験したことで、それに反応して、乳児期に形作ってしまった反応のパターンをその後の人生においても持ち続けることもあるということです。例えば、ある一定期間保育器の中に入れられた子供は、世話をしてくれる親との絆ができにくく、このパターンはその後の人生においても続く傾向にあるということは、今では一般に医学的にも観察されています。

また、よく誤解されることですが、エリヤハウスの教えでは、人生における問題の根の部分のいやしのために幼いころの体験に目を向けて、その時の、今もなお持ち続けている子供の心が主のいやしの御手に触れられるように祈りますが、「内なる子」という別の自分がいるとは捉えていません。その点においては、他のそのようなインナーヒーリングの教えと誤解されているようです。

問題の根が残っていて、そこから裁きを刈り取っていたがゆえに、人間関係に難しさを持った人々が悔い改めと十字架によって人間関係が回復されたという証も多くあります。

夫婦関係がうまくいっていなかったある牧師夫妻は、相手に問題があると思っていましたが、実は自分の心にまだ解決されていない問題があり、小さい頃に父母を裁いたり敬えなかったりした罪がそのまま残っていて、それが苦い根となり、そこから周りの人々に悪い影響を与えていたことが分かり、悔い改めていくうちに夫婦関係に変化があらわれ、親子関係も良くなり始め、さらには教会にも一致が生まれてきたといいます。

ある人は、自分の人生に完全主義的なところがあり、人から受け入れてもらうために頑張り、立派にできなければ受け入れてもらえないという偽りを信じて生きてきたことに気づかされました。教会奉仕で失敗の経験をした時、その自分に問題があることを認めました。完全主義のその人にとってつらい体験でしたが、自分の弱さを直視して、祈りの中でありのままの自分を出すことを体験され、主にある自由な歩みを始めることができました。

このように主は、日本の各地において、み言葉の真理の光に照らされた人に、聖霊による祈りのミニストリーを通して、多くのいやしと回復の恵みを与えて下さっています。これらはすべて主ご自身の御業です。私たちエリヤハウス・ジャパンの働きは、まだまだ不完全なものですが、主のみ言葉の教えの中を健全に歩み続け、祈りのミニストリーを必要としている人たちに共に仕えていきたいと願っております。

栄光在主
エリヤハウス・ジャパン 推進しもべ会 ディレクター:三浦雅範

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