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レポート

映画「ふうけもん」が公開中止に

 1月17日の公開が予定されていた映画「ふうけもん」(監督・栗山富夫、主演・中村雅俊)の上映が急遽中止になった。配給会社の東映によると、11月末の時点で完成版フィルムの提供がなく、公開スケジュールには間に合わないと判断して公開中止を決め、12月15日に配給契約を正式に解消したという。

 

 撮影はすべて終了し、編集作業もほぼ終えて、11月1日には関係者らを招いての試写会も行われていた。東映系の劇場およそ150スクリーンでの全国ロードショー作品として、ポスターやパンフレットを配布し、前売り券(1000円)の販売も始まっていたが、フィルムのプリント費や宣伝費などの資金調達が難しくなり暗礁に乗り上げた。

 映画の製作会社「J&K INTERNATIONAL」の・代表取締役兼プロデューサーは、「この秋からの経済状況の急激な悪化で、当初見込んでいた製作資金が入らなくなってしまった」と説明。「タイトルとエンドロールだけがない状態で、編集作業はほとんど完了していました。東映との契約解消により、現在は公開の見通しが立っていませんが、新たな出資者を見つけて必ず上映します」と話す。

 製作費の総額は2億2千万円で、このうち8千200万円が不足しているという。一部マスコミが報じた出演者へのギャラの未払いについて、金プロデューサーは、「出演者にクランクイン前の半金は支払っていますが、残金の支払いが一部滞っているのはその通りです」と認めた上で、「できるだけ早く全額を支払えるように資金調達に手を尽くしています」と語った。

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