リバイバルジャパン取材日誌
「霊」が願うことをする
朝起きぬけに、「霊が願うことをする…」という思いが来た。
そういえば、私たちには、体が願うことがあり、心(魂)が願うことがある。体の欲求には、生理的な部分もあれば、聖書で「肉」と言われる罪そのものの部分もある。
また、心の欲求というのは、人からほめられたい、自己実現したい、支配したい、安心感を持ちたいなど、様々なものがある。正常な欲求もあれば、罪由来のものもある。
しかしこういった、体の欲求、心の欲求が強いと、自分の霊が何を求めているのかがわからなくなる。
祈りながら聖書を読んでいると、ローマ書7、8章にある肉と霊の葛藤から教えられた。何よりも霊の欲求を優先すべし。もし体がそれを阻むなら、打ちたたいてでも霊に従わせるべし。そして私たちの霊は、「アバ、父よ」と神に向かって呼びかけたいのだと。
そこで、「アバ、父よ」と祈ってみたが、どうもしっくりこない。当たり前である。日本語ではない。次に、自分が子供の頃より肉の父親に対して呼びかけてきた「お父ちゃん」で呼んでみた。私の場合は「お父さん」でも「パパ」でもない。いわんや「ダディ」であるはずがない。すると、気恥ずかしいほどの距離感になった。
「お父ちゃん、お父ちゃん、お父ちゃん…」何度も呼びかけた。涙が滲んできた。私の霊は、神を「お父ちゃん」と呼びたかったのだ。天のお父ちゃんと交流したかったのだ。真の安息は、父に愛され、守られている実感から来るのだろう。
肉に従う生き方ではない、感情に従う生き方でもない、あるいは理性的な生き方ですらない。新しく生まれた「霊」の欲求を最優先にし、その上で、健全な魂の欲求と体の欲求に応えていく生き方。それを体得したいと思った。
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