リバイバルジャパン取材日誌

どんな家を建てるのか？

キリストという土台の上に、私たちはどのような家を建てるのか。家の礼拝で第一コリント３章９?17節から分かち合いをしていると、息子の一人が「僕はもう一度、家を壊して建て直さないといけないかも」と。もちろん、どういう人格形成・霊的形成をするのかということ。

私たちは、親の期待に応えようとしたり、先生の期待に応えようとしたりして、小学生の頃に既に小さな家を建ててしまうことがある。小さいのに聞き分けの良い、大人のような配慮ができる子供。大人もそれを喜ぶ。「良い子だ」と。

しかしそれは、慌てて作ったもので、サイズも小さいので、あまり多くの人を中に入れることが出来ない。次第に、自分でも窮屈になっていく。

教会でも、牧師や周囲に気に入られようとして、必要以上（自分の信仰以上）に献身的になり、小さな家を短期間で建ててしまう人がいる。以前の私がそうだった。次第に、信仰生活が窮屈になっていく。それを壊して建て直すのに、随分時間がかかった。

分かち合いで子供たちに、「お前たちは不完全だけど、慌てて家を建てなくてもいい。人が早く完成しても、焦らなくていい。じっくりと一つ一つレンガを積んでいきなさい。」と言ったら、えらくホッとした顔をしていた。

たぶん、これまでの私のプレッシャーが強かったのだろう。そして今でも、息子や妻の不完全さにイライラしてしまう父なのである。