リバイバルジャパン取材日誌

あらゆる働きへの尊敬

更新日：2012年10月 5日

昨日は、ＯＣＣビルで行われた「アドミニストレータの集い」というものに行ってきた。教会や宣教団体の中で管理運営を行う人、具体的には会計、事務などを担っている方々が集まり、その働きの聖書的な位置づけや具体的運営方法を学ぼうというもの。会計、土地・財産、税務・申告、人事労務、献金の扱い方などの項目があり、いろいろと考えさせられることが多かった。

その中で、ある出席者の発言に心が留まった。宣教団体の中で献身し、何人もの方の献金によって伝道活動をしていたその方が、上司の指示で事務的な働きを担うことになった。すると、献金額が減り、生活をすることも苦しくなったそうだ。つまり、直接伝道には献金が集まるが、それ以外の働きには献金が集まりにくいという現実。伝道者は尊敬され重んじられるが、そうではない働きはサブ的な位置づけがなされる。

「よく指導の任に当たっている長老は、二重に尊敬を受けるにふさわしい」（第一テモテ５：17）はその通りだと思うが、日本の教会には極端な「器信仰」があるようにも思う。「この器が素晴らしい」とか、「偉大な器が来日する」とか。キリストの御体の中の様々な働きを担っている方への尊敬が拡がると、さらに良い共同体になれるだろう。私たちの報道姿勢も、今一度見直さなければならないと感じた。

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