リバイバルジャパン取材日誌

成長の楽しみ

お昼に社員たちと話をしていて、「僕は中学時代が楽しかったな～」と言うと、「どうして楽しかったんですか？」と質問された。

ちょっと考えて、「そうだね。身長も伸びたし、勉強やクラブ活動でも自分が成長していることを実感してたからかな。」と答えた。反対に、高専に入ってからは、自分の選択ミスもあって、あらゆる面が伸び悩み、まったく楽しくなかった。私は理系に行くべきではなかった。

出来なかったことが出来るようになる、それはとても楽しいものだ。だから、着実な成長を実感できる環境に自分を置くことは、楽しい人生を送る上で、とても大切なことだと思う。

しかし、年齢を重ねていくと、自分の実力も見えてきたり、伸び代が無くなったりして、楽しさが無くなっていく。そしてそれをカバーするために、趣味に没頭したりして、別の楽しみを求めていく。人の悪口を言うのが楽しみになる人もいる。

しかし、そうしたときに残されるのは、自分の内面の成長、成熟なのだと思う。どれだけ聖書知識を得たとか、スマートに奉仕をこなせるようになったとかではなく、自分の内なる人がキリストの似姿に変えられていく喜び。実はそれは、人間の本質的な喜びに繋がっている。

 あるていど豊かだけど喜びが無い人がいる。ブランド品を買っても、喜びがない。海外旅行も、心から楽しんでいるわけではない。何か空しさが残る。そうした方に、「あなたには、まだ成長すべき所が残っている、喜びの領域が残っている」と伝えられるのかもしれない。